リボンシトロン
◆最近読んだ漫画のはなし。
- 作者: 中村珍
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: コミック
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おともだちに「おもしろい漫画が読みたいよー!」という非常におおざっぱなリクエストをしたところ、
これを貸してくれました。
いやー、濃いです。ものすごい濃いです。帯には「男の出てこない格闘恋愛漫画」と書いてありましたが、
まさに格闘です。血の味がするような狂気が漂っております。
はしょりにはしょってあらすじを説明すると、DVに苦しむ女性が、自分に惚れてるレズビアンの友人に夫殺しを
依頼するおはなしです。どうです、もはやすさまじいでしょう。純愛なのに、痛みしかない削りあい。
読み終わってしばらくは「すごい」以外の形容詞をすべて取り上げられたかの如く、すごいーすごいーと
うわごとのようにつぶやいていました。
◆個人的な大アンセムのはなし。
フジファブリック/陽炎
フジファブリックの曲で一番すきなのが「赤黄色の金木犀」で、二番目がこの曲です。
はじめて聴いたときからなぜか異常に刺さってくる曲で、涙腺がゆるんでいるときとかいまだに泣いてしまいます。
最近帰り道ににずっとリピートして聴いているので、
「あーの〜」「あーの〜」と歌いながら街を徘徊する人 is わたしです。
再始動、がんばってほしいなぁと思う反面、ちょっとさみしいのも本当のところです。
少しだけ、ほんの少しだけ、醤油を足してできあがり
◆ なぜ、昔からおもしろい人たちは深夜になると活発に活動しだすのでしょうか。
わたしは中学生の頃から深夜ラジオのヘビーリスナーでして、いまだに憧れの職業NO.1はハガキ職人です。
あんなおもしろいことを思いつく方たちが、一般市民として普通に生活しているかと思うと、
ちょっとどきどきしてしまいます。
今はあんまりリアルタイムで聴くこともなくなってしまったのですが、時代と共に世の中は際限なく
便利になっていくものでして、itunesでpodcastを落として移動中に聴いています。
(あえてバスやら電車やらの公共交通機関の車内で、笑いをこらえながら聴くというSM的行為。)
数あるpodcastの中でも、愛聴しているのが「エレ片のコント太郎」です。
TBSラジオでエレキコミックのお二人と、ラーメンズの片桐さんがやっている番組。
『JUNKの中でも抜きん出てモテない3人がお送りする、モテの下流社会ラジオ「エレ片のコント太郎」!』
だそうです。(番組HPより抜粋)
やついさんを筆頭として、いつ聴いても安定の卑屈感を誇っているところが、とてもすきです。
番組に投稿してくるリスナーの方たちも、卑屈をだいぶこじらせた方が多数いらっしゃるようでして、
その様子がラジオネームからもびしびし伝わってきます。
(ex.ラジオネーム:人間不信、イケメンは事故に遭え)
特に好きなのは「金色冬男」というコーナーです。
恋愛をお題に、リスナーにタメて言えば詩っぽく聞こえるフワっとした文章を送ってもらって、
その意味を今立さんと片桐さんがが解釈するコーナーなのですが、奥深いのか奥深くないのか
よくわからないところがたまらんのです。
人間はイマジネーションの世界で生きているんだということを、再確認させられます。
(コーナーのタイトルは勿論、作家の銀色夏生さんをもじりです。)
大概は「…?」ってかんじなのですが、たまにガリガリくんの当たり的に
普通にキュンとするポエムがあったりします。
個人的には「ストーブがつくのを待つ時間と君が来るのを待つ時間って似てるな」っていうのがすきでした。
さんざんおもしろいおもしろい聴いてください!と書きましたが、
若干クセのあるおもしろさであることは否めないので、その辺は自己責任でお願いします。
わたしの周りで聴いてる人は2人しかいません。
それでもわたしは大好きすぎて狂おしいです。
そして、この番組のノリが好きな人とはだいたい友達になれる気がします。
(今日の日記のタイトルは、初期の「金色冬男」で読まれていポエムを引用させていただきました。
恋愛にはスパイスが欠かせないってことなんでしょうね。)
◆ 短歌のはなし。
いままでこそこそ詠んで、こそこそノートに書き溜めて、たまにこそこそ投稿する、という
三大こそこそのモットーのもとで創作していたのですが、
日記を読んでくださっている方々から「もっとよみたいよー」という声をいただいたので、
人様に見せられるような代物ではないのを重々承知で、ここにもちょこちょこ載せていこうと思います。
短歌をだれかにみせるのは、独特の恥ずかしさがあると思います。
特にわたしの顔を知っている人に、「あいつこどものらくがきみたいな顔して、なにかっこつけてんだよ!!」
とか思われてるんじゃないかと想像しただけで、なぞの自意識が炸裂して、
マントルくらいまで穴掘って二度とこの世に出てこれないように埋めてほしい気持ちでいっぱいになります。
わたしが調子乗って短歌を詠んでいたら、ニヤニヤしながら見守ってあげてください。
あと石はぶつけないでください、おねがいします。
とかいいつつ、図太い神経をしているので、最近つくったのをちょっとだけ。
群青のあわいにそっと寄り添い並べた言葉、それにしても凶器
インスタントな感傷にはもう飽き飽きだよって黒鍵の上で小指が笑う
なんでもかんでも、言えばいいってもんじゃない
◆ あこがれのはてなで日記を書いていこうとおもいます。
・すてきな人は、大抵はてなで日記をつけている。
・はてなダイアラーの人は、半強制的にタイフェスにいっている。
あながち間違っていないのではないかと思っております。
日々のつぶやきやぽろぽろした言葉のかけらは、つぃったー先生にてばらまいているのですが、
おぼえがき的にちょっと長めの文章を書いて残しておく場所があってもいいかもなあと思っております。
三日坊主ならぬ、坊主最短記録を更新しないようにぎゃんばります。フン!(鼻息)
◆ 最近は、ももクロちゃんことももいろクローバーのことばかり考えています。
そう、アイドルです。
きっかけはおともだちのももクロマスターによる布教なのですが、みんなかわいいのに、
なんか曲も振り付けも衣装も圧倒的におかしいところがだいすきです。
かわいいおんなのこががんばっている姿は、美しいなあと思います。
みんなだいすきなんだけど、誰かひとりにしたまえ、といわれたら
しおりん!と答えます。(黄色の子)
これは「ココ☆ナツ」という曲です。
どうです、サビの歌詞がぜんぶ「コ」って!なんつーカウンターパンチ!!
しかし、みんないい顔してるねえ。
ももクロのパフォーマンスに、未曾有のカタルシス感をおぼえる私です。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: 単行本
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わりといまさらですので恐縮極まりないのですが、雑誌「ダ・ヴィンチ」の読者の短歌投稿コーナーが
書籍になったみたいです。選者は穂村弘氏。
実はわたしの短歌も載っています。うれしいー。
これではいまいちよろこびを表現できていませんが、わたしにとって穂村さんは現代短歌の金字塔なので
(いや別にわたしに限ったことではないとおもうのですが)、講評を読みつつにたにたしています。
ちなみに、帯のペガサスの句は、わたくしのおともだち作です。図らずもコラボです。(むふ)
彼女が「ゆこちゃんは穂村ワールドに出てくるおんなのこ像に限りなく近いものがある。」と言ってくれたのが、
とてもうれしかったです。
知らないふりするのも疲れるんだよって 白線の上でスカートひるがえす*1
*1:これは短歌くださいに掲載されたものではないんですが、今日の一首。